[アンチWTO] VS [WTOをフェアに]

上の写真は「ANTI,JUNK,SINK WTO!(WTOをなくせ!)」といった看板や横断幕を持って行進する、WTOの決定が自分たちの生活を圧迫することに直結する各国の零細な農民の人たちや彼らを支持するNGOです。彼らにとって自由貿易の拡大は、自分たちの生産品と競争する外国の産品が入ってくることであり、それは自分たちの利益の減少につながり自分たちの生活が成り立たなくなることを意味します。

次の写真は閣僚会議が行われている会場の近くで開催されていたシンポジウムの1コマです。これは「MAKE WTO FAIR!(WTOを公正なものにしていこう!)」というスローガンのもと、NGOの人たちが集まって、WTOで話されるさまざまな議題について論議しているところです。内容はWTOの機能が不十分である技術的なところをどう改善していこうかということが中心です。プレゼンテーターも各国の交渉担当官が来ていたりして積極的にWTOの交渉に関わっています。みなさん背広を着た大人の方々で、ジャージにジーパン姿の学生は僕たちだけだったように思います。少し浮いていました。(笑)
このように直接交渉に携わらない市民団体の中でも大まかに主張は二つに分かれます。どちらが正しい方法でどちらがより市民の声を反映しているかは一概には言えませんが、ひとつだけ言えることは各国の貿易利害を調整する機関は必要だということです。もしWTOがなくなれば第2次世界大戦の引き金になったような世界的な混乱が起こるかもしれません。
文:Y.Y
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